2019.02.04
AI、IoTの発展により、商業施設や店舗といったリアル空間でも顧客行動データを容易に取得できるようになった昨今、Web上では当然のように実施されている定量データを用いたPDCAなどが、リアル店舗でも実現可能になっています。
このセッションでは、BRICK HOUSEやTOKYO SHIRTSブランドを展開する東京シャツ株式会社と、「地球を、楽しもう。」をスローガンに掲げるICI石井スポーツの2社が取り組む、顧客行動データを複数店舗で取得することで、個店の改善のみにとどまらず、多店舗マネジメントにデータを活用している事例をお話いただきます。
松中 秀人 氏
東京シャツ株式会社
経営企画室 課長
店舗店長を経験後、商品ディスリビューター在籍中に商品動向分析に加え商圏分析やデータマーケティングの切り口で商品の効率的配分を新たに取り入れる。その後社内の各種データの分析から経営課題にまでアプローチする経営企画室に配属され他部署と連携しながら各階層の課題解決に取り組む。
川村 尚弘 氏
ICI石井スポーツ
執行役員 経営企画室室長
2003年4月に新卒としてトーマツコンサルティング(現デロイトトーマツコンサルティング)入社。ERP導入、事業再生等のプロジェクトに参画。その後NTTデータ経営研究所にて行政向けコンサルティング、フロンティア・マネジメントにて小売流通業向けに事業計画立案、実行などのコンサルティング経験。2013年6月、ベルシステム24に入社し、外資系クライアント向けにサービス標準化などを担当。2015年6月、営業企画部部長に就任し、営業管理の強化・教育などを担当。2016年3月、事業企画部部長に就任し、AIを活用したコールセンターやナレッジマネジメントの事業化を推進。2016年12月よりICI石井スポーツに執行役員経営企画室長として参画。2017年3月よりオムニ事業部も兼務担当。各種システム化を推進することで、数字による意思決定・管理の徹底・PDCAプロセスの構築に従事。
丸田 絃心
株式会社ABEJA
Retail SaaS事業部 カスタマーサクセス責任者
学生時代にIoTシステムの研究開発に従事。卒業後、外資系投資銀行にて、アナリストとして様々なデータ分析業務に従事。広告代理店を起業し、マーケターとして販促企画の立案や実行を支援した後、コンサルティングファームにて、データドリブン経営の組織開発などを実施。株式会社ABEJAに参画し、カスタマーサクセスの責任者として、様々な小売企業様の店舗経営におけるデータ活用を支援。2018年、日本最大級のカスタマーサクセス大会で優勝。慶應義塾大学 総合政策学部 卒業。UCバークレー、ESEC(Entrepreneurship Summer Extension Course)修了。